神光寺その58

この高安千塚神光寺エリアで、二室塚古墳と共に
見学しておきたい古墳が、この神光寺その58です。

開口部。

南西に開口しています。
開口部の石材に「服19」と記入されてるので、この
古墳が服部川19号墳であることは間違いない
でしょう。

羨道。

羨道は完存しており、4mくらいはあります。
羨道の天井石が崩落しかかってるので、要注意。


((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

玄室。

幅2m、高さ2.5m、玄室長は3mくらいか。
サイズは標準的ですが、この古墳が必見である理由は、
その天井部分にあります。
側壁がアーチ状に持ち送っていて、いわゆる「穹窿型石室」
呼ばれる、極めて特徴的な形状をしています。

天井部分。

見事に中央の小さな天井石に、側壁が集中しています。
他の石室の巨大な天井石と比べると、その違いは
歴然としています。


(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ

玄室から開口部。

右片袖式。
石室の形状や石材の積み方などからみても、
この古墳が初期の横穴式石室墳であることは
ほぼ確実で、百済の影響を強く受けていることが
分かります。
その事から、この古墳の被葬者は、渡来人か
もしくは半島と関係の深い人物であったことが
推察されます。




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