椀貸塚古墳



大野原町にある3基の古墳中では最も北、大野原
八幡宮の境内にある古墳です。
上記のパノラマ写真のように、石垣で整備されて
保存されています。
「椀貸塚」の名前の由来は、冠婚葬祭で大量の
食器が必要になった時、この塚にお願いすると、
翌日には食器が用意されていたという昔話に
由来しています。
不心得者が食器を返却しなかったため、以降食器は
現れなくなったと伝えられています。
これは、副葬品の土器類の出土と、盗掘による散逸の
経緯を暗示した説話だとの考えもあるそうです。



( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェーヘェーヘェー


左の写真は墳頂部。

墳丘を一巡りしたのですが、肝心の開口部が見つかり
ません。

・・・よくよく見ると、拝所の裏に小さな窪みが。


開口部。

どうやらこれが開口部のようです。
巨大な図体には不釣合いな小ささ。
縦横50cmほどしかありません。


ズサ━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━!!

何とかもぐりこみましたが、施錠されているので柵の隙間から
カメラを突っ込んで撮影。

内部は平塚古墳と同じように足場で補強されています。
測量の跡があるので、ここでも何らかの調査が行われている
ようです。

・・・それと、説明版には羨道とありますが、「古墳大辞典」に
よれば、これは複室の前室である可能性が高いとのこと。
角塚古墳も複室形式の可能性があるようです。
ああ・・・入室したい・・・


(´・ω・`)ショボーン

内部から開口部を。

せ・・・狭い・・・


( >Д<;)クッ クルシイ・・・

     椀貸塚古墳    総合評価               
   ビギナーお薦め度  ビギナーさんには墳丘だけでも見学していただきたい。
   マニアお薦め度  入室できればマニアにもお薦めなのだが・・・
  交通アクセス状況    神社の駐車場有り。 下車後徒歩約1分。
  観賞のポイント  見学できる範囲は限られてますが、羨道(前室?)周りの石材は要チェック。
  その他の注意点    ライト推奨。 



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