岩屋古墳

奥出雲町高田、国道432号線高田の別れバス停がある
交差点を北西に進み、2kmほどいくと亀嵩農道との
分岐点に到着します。
右手の亀嵩農道に入って20mほどですぐ左手の丘陵に
入る細い道があり、そちらに入って突き当りまで上ると
一軒の民家があります。
岩屋古墳は、民家上の林の中にあります。

下記にマップを作成しましたので参考に。


民家上に、五本の木が生えています。
古墳はこの中です。

民家から反時計回りに上っていくと、2,30mほどで
古墳の開口部にたどり着きます。

直径15mの円墳または方墳。
古墳時代終末期の古墳と考えられています。


開口部。

奥に袖石が見えています。
この古墳、羨道と玄室の幅はあまり変わらず、袖石
だけが飛び出ているという特徴的な構造になってます。

羨道長4.7m、幅1.7m、高さ1.9m。

玄室。

玄室内には石仏が安置されています。
玄室長2.65m、幅2.1m、高さ1.9m。

側壁、天井石は花崗岩の一枚岩を使用し、奥壁は
二段に積まれています。
・・・どちらかといえば、石槨風の造りですな・・・



(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ

玄室から開口部。

この石室の大きな特徴として、玄門部分のまぐさ石が
無いという点があげられます。
最初からまぐさ石は無かったと考えられています。

また、右下の石材は、折れた右の袖石上部らしい。

開口部前の石材。

羨道の一部か?

・・・また、この古墳の近辺には高田廃寺の遺跡が
あることから、この古墳と高田廃寺との関連も指摘
されています。


この古墳もムービー撮影しましたので、ぜひご覧下さい。

     岩屋古墳    総合評価                  
   ビギナーお薦め度  見学しやすいのでビギナーさんにもお薦め。
   マニアお薦め度  マニアとしては、目を通しておきたい。
  交通アクセス状況     駐車スペース無し。 下車後徒歩約1分。
  観賞のポイント  横口式石槨風の石室。 袖石部分や側壁、天井の切石を詳細に観察しましょう。
  その他の注意点    ライト推奨。 夏季はマムシ・ハチに注意。 



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