D支群その6(D12号)

D-10号墳からさらに尾根を下ると、このD-12号墳に
たどり着きます。
直径19m、高さ5.2mの円墳。

この古墳、墳丘、石室とも完全に残っていますが、実は
この古墳こそが、一須賀古墳群でも見学必須の古墳
なのです。
その理由は、入室してみれば分かります。

開口部。

高さ50cmほど。
狭いですが、そこは何とか頑張って入室を・・・



ズサ━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━!!

玄室。

非常に背の高い玄室です。
玄室長3.8m、幅2.5m、高さ3.8m。
羨道長3.2m、幅1.3m、高さ1.7m。
現在、羨道は多少消失していますが、一須賀古墳群中でも
屈指の大型石室であることが分かります。
かなり顕著に側壁が持ち送っていますな・・・



(・∀・)イイネ!!

そして、最大の見どころがこの天井部!!

ご覧の通り、見事な穹窿式の天井を形成しています!
画面下側が開口側。
一須賀古墳群でも、穹窿式石室が見学できるのは
このD−12号墳くらいのものです。


(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ


出土品も、須恵器・土師器・鉄製銀装環頭柄頭・ガラス玉
埋木製切子玉・鉄鏃・馬具・冠片・金環・銀環と盛りだくさん!
かなりの実力者が埋葬されたものと思われます。

玄室から開口部。

右片袖式。

玄室は羨道部より0.6m低く、竪穴系横口式石室の
特徴を示しています。
穹窿式石室といい、半島と関係の深い人物、または
渡来系の人物の墳墓である可能性が高いですな・・・



(*´д`*)パッション!!



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