こうもり塚古墳

狐塚古墳からさらに1kmほど北上すると、左手に
南阿太郵便局があります。
その交差点を東に入って数百m行くと、左手(北側)の
山腹に小さな集落があります。
その奥に正福寺というお寺があり、その境内左奥の
山腹に石室が開口しています。
これがこうもり塚古墳(19D-61)です。

下記にマップを作成しましたので参考に。


直径10mの円墳。

墳丘の状態は非常に良好。

開口部。

縦横1m弱。
開口部周りの石材は、後世の補強みたいです。

玄室。

奈良なのに、異様に紀州っぽいです!

幅2m、高さ2m弱、玄室長4mほど。
床面プランはやや胴張りか。

緑泥片岩?を用いた、特徴的な構成。
側壁はまだ近畿の石室に近いですが、天井部分には
紀州の古墳の影響が色濃く残ってます。



(*´д`*)ハァハァハァアハァ

天井部。

大きな板石を架けています。

・・・もうこの地域になると、紀州の影響の方が
強いのかな・・・?

玄室から開口部。

両袖式?

左右に扉石っぽく見える板石が見られるのも
興味深い。



(・∀・)イイネ!!

     こうもり塚古墳    総合評価            
   ビギナーお薦め度  ちょいと傾斜地にありますが、状態はいいです。
   マニアお薦め度  紀伊と大和の折衷型石室か。
  交通アクセス状況    駐車スペース無し。 下車後徒歩約1分。
  観賞のポイント  天井部分や開口部周りに紀州の特徴が。近隣の南阿太大塚山古墳も近い
 ので、併せて見学すると吉。
  その他の注意点    ライト必須。 滑落注意。 夏季はマムシ・ハチに注意。 



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