近成山1号墳

世羅町三郎丸、康徳寺の南西1kmほどの位置に、
三郎丸という独立丘陵があります。
その丘陵の北東麓、丘陵の周回道路脇の民家横に
藪に包まれた墳丘があります。

左の写真は墳丘全景。
道路より山側に古墳があると思い、山の方ばかり
探してたのですが、実際には道路の麓側にありますた・・・

墳丘全景。

夏なので雑草大繁殖!
かなり近づかないと開口部が分かりません。
私は現地人のおじいさんに尋ねて案内していただき
ましたが、分からなかったら尋ねる方が速いです。

開口部。
羨道部分の天井部は欠損してるようですが、石室自体は
完存しているようです。



(*゚∀゚)=3

玄室。

巨大な切石?で構成された緻密な石室。
まるで巨大な横口式石槨のように見えます。
幅2m、高さ1.5m、玄室長5mほどか。

各面はそれぞれ平面処理した石材で、床面まで
石板が敷かれているのが大きな特徴でしょう。



(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ

これが床面の石板。
奥壁前にはこの石板が重ねて敷かれていて、一段高く
なっています。
まるで横穴墓によく見られる棺台みたいですな。


(*´д`*)パッション!!


・・・しかし、資料には「組合式箱形石棺が据えられてる」
とあるのだが、石棺が見当たらない・・・



(`Д´≡`Д´)??

奥壁の上部は斜めにカットされていて凹んでおり、
ちょっとした石棚みたいになっています。

玄室から開口部。

現状では無袖式?
左側壁、開口部周りには小ぶりな石材が使われて
ますな。


(・ω・ )モニュ?


・・・コントラストの違う写真を合成したので、おかしく
なってしまった・・・orz



_| ̄|○  無念ナリ・・・

     近成山1号墳    総合評価                  
   ビギナーお薦め度  冬場だったらビギナーさんでも見学しやすい。
   マニアお薦め度  非常に特徴的な石室。 マニア必見!
  交通アクセス状況     駐車スペース無し。 下車後徒歩約1分。
  観賞のポイント  横口式石槨の雰囲気を残す精緻な石室。 床に敷かれた石板や奥壁付近の
 石材加工など、見どころ多し。 
  その他の注意点    ライト推奨。 冬季推奨。 夏季はマムシ・ハチに注意。 



トップへ
戻る