空山10号墳?

・・・えーっ、空山古墳群のマップを下記に作成してみますた。

国道29号線広岡交差点から南の丘陵へ進むと、1kmほどで
道路が大きくS字に曲がっている地点にでます。
正面の丘陵に牧場、右手の高台に広大な空き地があり、そこを
Uターンして100mほど行くと、今度は左へターンする十字路に
出ます。
そこから南の藪に続く細い山道(軽自動車がやっと!)がありますが、
ここが空山古墳群への入り口です。
ここしか進入路が無いので、絶対に見落とさないように!
山道に入って藪の中を100mほど進むと、左手に大きなカラス
捕獲用鳥かごがあります。
これが無いときは道を間違えてますので引き返しましょう。
そこからさらに200mほど進むと、少し開けた地点に出ます。
そのすぐ左の山腹に、トップページの説明板があります。
空山15.16号墳はその地点から今来た道をさらに南へ20mほど、
山道右手に個々の古墳の説明板が立っているのですぐ分かります。
空山10号墳は、メインの説明板の右奥へ続く小道を50mほど行くと、
左手の藪へ人が入った形跡があるので、そちらに入って10mほどで
左の写真の墳丘が見えてきます。


大きな天井石が露出。

・・・しかし、このページタイトルに「空山10号墳?」とあるように、
この古墳、10号墳かどうか確証がありません。
説明板のマップ的には間違いないのですが、空山15・16号墳には
ある個別の説明板が無いのです。

もしこれが本当の10号墳でないのなら、ご指摘ください。


・・・ま、とりあえず墳丘。

天井石が消失していますが、石室自体は完存。
床面が埋まってるので、高さは1mほどです。

玄室。

壁面はそれぞれ横に細長い石材が積まれています。
奥壁中段の白い石材には多くの線刻があります。

幅1.5m、玄室長3mほど。

玄室から開口部。

左片袖式。

写真右端(右側壁)の石材や、左側壁の石材にも線刻が。


下記に線刻のアップを載せてみますた。
1枚目は左側壁、木の葉?の線刻。

2枚目は右側壁、こちらは木の葉の線刻が明瞭に観察できます。

・・・そして、問題の3枚目。
フジテレビのマーク・・・じゃなくて、タモリが書いて
安産のお守り・・・でもなくて、やっぱアレですかね、ええ。
テレビだとモザイクかけられるレベルの代物ですが。
後世の落書きじゃなければ、生命力と豊穣のシンボルとし
古代人が描いたのでしょうが、余りにも生々しすぎ・・・


エッチィー♪…(*ノ∀ノ)イヤン


4枚目は、奥壁にある線刻。
首を左に伸ばした鳥・・・?
「日本の古代遺跡 鳥取」の83ページ、左上の鳥の線刻じ
ないかと思うんですが・・・

・・・しかし、有名な弓を持った人物の線刻が見つからない・・・
かなりしつこく探してみたんですが・・・

この石室、肉眼ではハッキリ線刻が見えるものの、カメラを向けると
真っ暗。
仕方なくライトを遠くから照らしながら撮影しましたので、撮影される
際には広範囲を照らせるライトを用意されることをお薦めします。








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