段尻巻古墳







土岐市の美濃陶磁歴史館の東にある古墳です。
国道19号線岩畑交差点を北に入ると、道路脇に
案内板が建っています。
すぐ東にある乙塚古墳とセットで国指定史跡に
指定されています。
上のパノラマ写真、向って左が段尻巻古墳、右奥が
乙塚古墳です。








墳丘。

柵がありますが、鍵は掛かっておらず、自由に見学
できます。
写真撮影していると、隣家のおじいさんが出てきて
古墳の解説をしてくださいました。


アリガト!(´▽`)


このお方、かつては本職の考古学関係者だったらしく、
手製の資料をくださいました。




開口部。

天井石の下に補強の鉄材が入っています。
この木柵は私が開けたのでは無く、案内してくださった
方がサッサと開けて下さったものです。





羨道部から玄門。

玄門部分の石材が、羨道より一段下がっているのが
分かると思います。
羨道の天井部分にも補強が・・・


((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル




玄室。

広々とした立派な玄室。
側壁は巨石の三段積み、奥壁は巨大な鏡石が
据えられています。
全体的に、非常に丁寧に仕上げられているという
印象を受けました。


(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ





玄室から開口部。

両袖式。

・・・確かに、良い古墳なのですが、さすがにそれだけで
国指定史跡に指定されてるのには疑問があります。
ぶっちゃけ、この規模の古墳なら奈良や兵庫辺りには
掃いて捨てるほどあります。
目ぼしい出土品も無いのに国指定史跡なのは、隣の
乙塚古墳の陪塚と考えられていたからだそうです。
案内してくださった方も、
「今ならとても国指定史跡にはならないでしょうね」
おっしゃってました。

・・・古墳界の「ビートきよし古墳」と呼ばせて
いただきます。


この古墳もムービー撮影しましたので、ぜひご覧下さい。




      段尻巻古墳    総合評価             
   ビギナーお薦め度  ビギナーさんでも安心して見学できます。
   マニアお薦め度  割とポピュラーなタイプの古墳。 乙塚古墳より先に
 見学しておいたほうが、ガッカリしなくて済みます。
  交通アクセス状況    駐車スペース無し。 下車後徒歩約1分。
  観賞のポイント  終末期の精緻な石積みに注目。 見学していると、恐らく隣家の方が案内して
 くださるので失礼の無いように。
  その他の注意点    ライト推奨。





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