馬塚古墳

牛文茶臼山古墳から西へ500mほど、北に突き出した
丘陵の先端にある墓地の入り口にある古墳です。
墓地の北側から上っていくと、目の前に古墳の説明板が
見えてきます。


開口部。

ご覧の通りモノスゴイ藪で、開口部の様子が全然
分かりません。
説明板には北に開口とあるのですが、どうみても西か
南西だと思うのですが・・・


(;・∀・)

藪を掻き分け突入すると、開口部が見えてきます。

玄室。

巨石で構成された精緻な石室。
側壁は巨石の三段積み、奥壁には大きな鏡石が
用いられています。
石材の表面は平滑になるよう表面処理されていて、
畿内の終末期古墳に通じる品のよさを感じさせますね。


(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ

玄室には、石棺の破片と思しき石片が散乱しています。

玄室から開口部。

左片袖式。
まぐさ石、袖石もキッチリ角が出るように加工されています。

袖石部分。

袖石がまぐさ石を受けておらず、単独で立っています。
最初からこうなのか分かりませんが、今まで見たことの無い
独特の形式ですな・・・


( ゚Д゚)ハァ?

      馬塚古墳    総合評価             
   ビギナーお薦め度  藪が酷いので、真冬に訪問がお薦め。
   マニアお薦め度  端正な石室は、マニアでも納得の出来です。
  交通アクセス状況    墓地横に駐車場有り。 下車後徒歩約1分。
  観賞のポイント  終末期の洗練された石組みや、単独の袖石部分に注目。
  その他の注意点    ライト必須。 夏季はマムシ・ハチに注意。



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