二塚山古墳

鹿歩山古墳からさらに南西に1.5kmほど、二塚山の
山頂にある前方後円墳です。
ご覧の通り、墳丘は想像を絶する藪に覆われていて、
まさに鉄壁のガードを誇っております!
普通ならここで諦めるのですが、この二塚山古墳には
大きな横穴式石室が残存しているとか。
ここで尻尾を巻いて退散してはコフニストの名折れ!
意を決して、敵の本陣に突入いたしました。


ヽ(`Д´)ノ皆の者、出陣じゃーーー!!


説明板の南10mほどのところに窪みがあり、ここから
進入するようです。
大和國古墳墓取調室の情報では「わずかに進入路あり」
と、ありますが・・・

・・・・・無ーよ、進入路。
ΣΣ(゚д゚lll)ガガーン!!


もう、ケモノの通った跡すらありません。
・・・しかし、ここがこの日最後の訪問地。
12月初旬の午後5時という時間帯で、日はとっくに落ち
辺りは夕闇に覆われ始めていました。
ここで諦めたら二度と来ないかもと思い、突撃態勢を整え
藪に突入!
墳丘の形状が全然分からないので、説明板が前方部の
端だと仮定して、闇雲に南へ進みました。


はい、後円部です。
・・・・・って、藪じゃん!

泳ぐようにして藪の中を突き進んでいると、何だか
ポッコリした物体が見えてきました。
これが後円部に違いないと思い、必死に登ってみると
石室の天井石らしき石材がありました!
・・・やはり、俺の古墳勘は冴え渡っているようだな・・・


∩( ・ω・)∩ 俺の前に道は無い。
        俺の後に道はできる。

点々と残る天井石を調べていると、石室の開口部らしき
隙間が!
もう、身体が入る程度の隙間しかないのですが、
ランナーズハイならぬ古墳ハイ状態になっている
私は、躊躇無く突入いたしました!


ズサ━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━!!

玄室。

幅1.5m、高さ1m、玄室長3mほどか。
石室全長は13mもあるそうですが、そのほとんどが
埋没していることになります。

・・・全貌が見てみたい。


(・ω・` )

玄室から開口部。

左片袖式。

この後、再び泳ぐように藪を突っ切って道路に生還
しましたが、距離にしてみると10mほどでした。
・・・なんかこう、一回り自分が大きくなったような気が
しますな・・・


( ´ー`)フゥー...


・・・しかし、この二塚山古墳の100mほど南では、
山をガンガン開いてペンション建築の真っ最中。
県指定史跡ゆえ破壊されることは無いと思いますが、
それにしても時の流れの残酷なことよ・・・


(・ω・` ) ナンダカ セツナイ・・・


      二塚山古墳    総合評価              
   ビギナーお薦め度  そもそもビギナーさんにはお薦めしません。
   マニアお薦め度  入室することに意義があるんですよ、ええ・・・多分。
  交通アクセス状況     駐車スペース無し。 下車後徒歩約1分。
  観賞のポイント  ハッキリ言って、「古墳があることすら気付かない」レベルです。 これでも
 まだ後述する黒島古墳よりはマシな方・・・って、どこまでインフレやねん!
 少年ジャンプの格闘マンガかよ?! ヽ(`Д´)ノウワァァァン
  その他の注意点      ライト必須。 冬季推奨。 夏季は来ないで下さい。 



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