土成岩屋古墳

阿波市土成町高尾、向山の丘陵に残存している古墳です。
徳島自動車道土成ICから県道139号線を東に進み、
北に折れて県道235号線を北上すると、数百mで左手に
下山田?の集会所が見えてきます。
その南の道を西の丘陵まで進むと、山麓に墓地があり、
その上に古墳が残っています。
下記にマップを作成しましたので参考に。

この古墳、最初は場所が分からず現地のオッサンに
訊ねたのですが・・・

(・∀・)   私
ミ,,゚Д゚彡  オッサン

(・∀・)    この辺に「岩屋古墳」ってありませんか?

ミ,,゚Д゚彡   ・・・さぁ、聞いたことないなぁ・・・

(・∀・)    そうですか・・・(やっぱ知らないか・・・)

ミ,,゚Д゚彡   西の墓の上に、”防空壕”ならあるけどな。

(・∀・)    ソレダ!!ヽ(´∀`)9 ビシ!!

もう、その言葉にピンときて墓地を探してみると、見事に
石室発見!


墳丘全景。

ご覧の通り、石室が剥き出しになっています。
戦争中に石室が防空壕として使われていた例があった
のを覚えていたので、確信を持って探せました。

開口部。

石室の前部が消失し、玄室後部だけが残っている
ようです。
開口部の高さは2mほど。

それにしても、側壁の持ち送りが見事なアーチに
組まれてますな・・・



(*^ー゚)b グッジョブ!!

玄室。

幅は床面で1.5m、高さ2m、玄室長3mほど。

・・・しかし、どうにもこうにも微妙な石室ですな・・・
石材は小ぶりな石を積み上げていると思いきや、
何の脈絡も無く大きな石材がはめ込まれているし・・・

側壁の持ち送りも左右非対称だし(これは土圧の
関係か?)、見ていて妙に落ち着かないんですけど・・・



(;・∀・)ビミョー

天井部。

普通、天井石は大きさの揃った石材が用いられるの
ですが、この古墳は大きな石材と小石を組み合わせる
という、独創的な手法を用いています。



(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ


玄室から開口部。

羨道が消失しているので石室形式は不明。

・・・しかし、妙に印象に残る石室でしたわ・・・



ヽ(゚д゚)ノ ええじゃないか

     土成岩屋古墳(向山1号墳)    総合評価       
   ビギナーお薦め度  見学するのは容易なので、ビギナーさんにもお薦め
   マニアお薦め度  微妙な石室がマニアゴコロをくすぐりますな。
  交通アクセス状況     駐車スペース無し。 下車後徒歩約1分。
  観賞のポイント  見事なアーチ状の側壁、微妙な石積み、オリジナリティ溢れる天井とか、
 けっこう見どころ多いですな。
  その他の注意点  特に無し。 



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