E-3号墳

D-30号墳から西を見ると、だだっ広い荒野の真ん中に
ポツンと墳丘らしき物体が?!

北側から。

・・・やはり古墳です!
どうやら破壊を免れていたようです・・・って、この古墳、
どこかで見たことが・・・



・・・・・あ、これ、ちょび様の「さん・3・ぱんだ」の寺口忍海
古墳群のページに載ってるじゃないですか?
トップページ、3枚目のパノラマ写真の右隅に小さく
この古墳が写っています!

・・・しかし、本文にはこの古墳に何ら触れられて
いません・・・
まさか、見逃すはず無いよね・・・?



(・ω・` )

開口部側から。

メチャメチャいけてる古墳やん!!


Σ(´д`ノ)ノ


プルンとした墳丘といい、端正な開口部といい、
もう完璧!
さすがにこれを取り壊すのは気が引けたのでしょう。


開口部。

高さ2m弱。

玄室。

D-30号墳と全然違う!!


Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)


あちらがいわゆる巨石墳なのに対し、このE−3号墳は
小ぶりな石材を巧みに積み上げています。
・・・しかも、側壁が上部にいくに従って急激に
持ち送っています!
これは、明らかに初期の横穴式石室の特徴です。



(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ

天井部。

側壁が集中して、非常に狭くなった天井部。
穹窿式石室とまではいかないまでも、極めてそれに近い
形状であるのは間違いないですな。



(*´д`*)パッション!!

玄室から開口部。

右片袖式。

サイズは幅1.5m、高さ3m弱、玄室長3.5m
ほどか。

羨道部も3mほど残っており、極めて保存状態の
良い古墳ですので、何をおいても是非見学して
いただきたい。

羨道から開口部。



・・・しかし、遺跡地図によれば、このE-3号墳の周囲には
数十基の古墳が密集していたはずですが、現在では
この古墳しか残されていません。

下記の写真は、この古墳の周辺です。
見渡す限り、古墳の石材と思われる石が散乱しています。

・・・こ、これはまるで古墳大虐殺ではないですか!
いくら墓地にするためとはいえ、この仕打ち・・・


・・・おお、人間の性、悪なり!!

ド━(゚Д゚)━ ン !!!


・・・もう、こんなことは止めて・・・・・_| ̄|○  




トップへ
戻る