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伊賀市大山田中村、大山田支所から国道１６３号線を
１．５ｋｍほど南東へ行った中村の集落内に、古墳公園と
して整備保存されています。
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伊賀市にしては珍しい大きな標識。
古墳見学者専用と思われる駐車場もあり、至れり尽くせり
状態です。
ヽ(´ー｀)ノ |
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古墳全景。
古墳は墳丘が消失し、石室下部だけが保存されて
います。
この古墳、以前は完全に水田の下に埋没しており、
農道工事のため土地を掘削したところ、石室が発見
されたという経緯があります。
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開口部側から玄室を。
玄室中央に箱形石棺が安置されています。
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玄室。
幅１．９ｍ、玄室長５ｍ。
表面処理した割石が用いられていて、非常に立派な
石室だったことをうかがわせます。
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奥壁側から箱形石棺を。
サイズは幅０．４６ｍ、深さ０．４８ｍ、長さ１．８ｍ。
平たい割石で構成された石棺ですが、石材の加工は
最小限で、石材をそのまま用いているような状態です。
これが、６世紀後半の第一期の埋葬主体だと
思われます。
（；´Д`）ｽﾊﾞﾗｽｨ ...ﾊｧﾊｧ
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石棺内部。
数枚の平石で構成されてますが、どうにも微妙な
完成度・・・
(；・∀・) ビミョー |
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右側壁、玄門近くにもう一基、小型の箱形石棺が
あります。
側壁を利用し、残る三方を石板で囲った簡易な造り。
これが７世紀後半の第二期目の埋葬主体と思われます。
蓋石は最初から無かったらしい。
・・・しかし、一世紀も経てから追葬するなんて、よく
先祖の墓を憶えていたなぁ・・・
( ；∀；) ｶﾝﾄﾞｰｼﾀ
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玄室から開口部。
両袖式。
石室全長は９．８ｍもある、大型石室です。
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羨道から開口部。
現在は排水槽が設置されています・・・ |
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石材に鑿の跡が残っとる・・・
石室かどうかはともかく、人為的に加工された石材で
あることは間違いないですな。
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辻堂古墳 総合評価  |
 ビギナーお薦め度 |
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整備されてて、見学しやすい古墳です。 |
 マニアお薦め度 |
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石棺も残ってるし、結構いい感じの石室。 |
 交通アクセス状況 |
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古墳前に駐車場有り。 下車後徒歩約１分。 |
 観賞のポイント |
やはり２基の箱形石棺がメイン。 それぞれの石棺の違いを見比べてみる
のも興味深い。 |
 その他の注意点 |
夏季はマムシ・ハチに注意。 |
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