大谷古墳

若狭町下夕中、JR若狭有田駅から東の丘陵上にある古墳です。
麓の道路際に、朽ち果てた標識がありましたが、肝心の古墳への
道がサッパリ分からない!

偶然通りかかったオッサンに訊いてみると、標識から東に50mほど
行った地点に上り口があるとか。

下記にマップを作成しましたので参考に。



・・・しかしこの古墳、腰を抜かすくらい険しい丘陵上に
あります!


 ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!!


上の写真は、丘陵麓のスーパーマーケットの駐車場から
撮影しますた。
頭がクラクラしたのは、暑さのせいだけではありますまい。

左の写真は丘陵への上り口。
ゴム製のキャタピラを敷いて階段代わりにしてますが、
それも10mほど。
あとは、各自鋭意努力せよ状態になってます。


しょうがないので、道無き斜面をひたすら登るハメに。
偶然、下草が刈られた直後だったので登りきれましたが、
これは冬季に訪問した方が無難かも・・・

直線距離にして50mほどのところを、5分くらいかかって到着。

・・・もう、ヘロヘロですわ・・・


⊂⌒~⊃。Д。)⊃ 死ぬかも・・・・


開口部。

ほぼ南に開口。
高さは2m弱です。

玄室。

内部はヒンヤリしていて、汗が引きました。

幅2.3m、高さ3m弱、玄室長4.8m。
きれいに表面処理した花崗岩?をキッチリ積み上げた、
非常に精緻な石室です!
持ち送りはほとんど無し。

こ、こんな山頂にこんな巨石墳があるとは・・・



(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ

天井部。

天井石も巨石が架けられています。

この迫力がタマラン・・・



(*´д`*)ハァハァハァアハァ

床面には敷石が残存。

盗掘を受けていましたが、金銅製馬具、武器、武具、金銅製空玉等、
須恵器などの豪華な副葬品が出土しました。

玄室から開口部。

左片袖式。

羨道長は5.5mあり、石室全長は9.8mになります。

築造は6世紀前半と、横穴式石室としてはかなり早期の
築造になりますな。

羨道から開口部。

下のパノラマ写真は、開口部前から南の平野を一望してみますた。
さすが標高140mからの眺めは凄いわ・・・


(*´д`*)ハァハァハァアハァ


・・・この後、下山する際に笹の切り株を踏んですっ転び、
オマケに靴に穴を開けてしまいますた・・・



_| ̄|○  もうダメかも・・・


     大谷古墳    総合評価                 
   ビギナーお薦め度  これはもうダメでしょ・・・
   マニアお薦め度  マニアなら行っとけ。
  交通アクセス状況     スーパーに駐車場有り。 下車後徒歩約5分。
  観賞のポイント  精緻な石組み、敷石、巨大な天井石と見どころいっぱい。
  その他の注意点     ライト必須。滑落注意。冬季推奨。 
                     カマドウマ注意報発令中! 
                     夏季はマムシ・ハチに注意。 



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