日暮山古墳群



・・・とうとう、こんな僻地までやってまいりましたよ
マイナー墳探検隊が。

小浜市泊、内外海半島の最果ての地ですよ奥さん!
マップルで確認していただくと分かりますが、これより
西には海しかありません。
もう、小浜市のドン詰まりなんですが、古墳があると
聞いた以上は訪問するのが我が探検隊の掟。
大阪からはるばる4時間かけてやってくる価値が
あるのかとか、聞かないで下さい・・・orz

とにかく鄙びた集落で、外からやってくるのは
カモメと不審船くらいという僻地。
私が訪問したのはお盆休みで、港は船遊びする
旅行者で年に一度の賑わいをみせていました。

・・・ああそれなのに、海には見向きもせず古墳を
探し回る不審人物が一名・・・
古墳のことを尋ねた漁師のオッサンには、
「ハァ? 何言ってんのコイツ?」
みたいなあしらいを受けますた・・・( TДT)

そしてようやく探し当てた古墳の位置。
泊集落の東の入口に、左の写真のバス停があります。
その向かいの丘陵上にあるはずなんですが・・・




・・・もう勘弁してください。

_| ̄|○  ・・・吐きそう・・・


見ただけでクラクラと眩暈がするほど高い
コンクリート壁が!

この上に登るんかい・・・(;・∀・)


下記にこの周辺のマップを載せときますた。
もう、村にあるもの全部載せたって感じですが、
実際には大したものは無いです (´・ω・`)
古墳の位置はマップ右端。

また、この村の唯一にして最大の自慢は、100年
近く前に遭難した韓国船を救助したという
事件で、それこそ集落中に記念碑やら看板やらが
乱立しております。
日韓友好事業の一環として、毎年韓国の高校生が
訪問に来るらしいのですが、今年はどうだろ・・・



|-`).。oO(・・・・・竹島)








・・・まぁ、そこはそれ、古墳のためなら女房も泣かす
私ですから、必死の思いで西側の果樹園から
這い上がりましたよ。

左の写真は墳丘。




墳頂には石材が露出。

この日暮山古墳群、3基からなる古墳群で、最下部の
1号墳には石室が残存しています。




開口部。

羨道部分は消失。
分かりにくいが、玄室前部も無くなってるかな・・・?

開口部は高さ50cmほどと低いので、腹這いで・・・



ズサ━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━!!




玄室。

幅、高さとも1mほど、玄室長2.5mほど。
自然石をそのまま組み上げた、野趣溢れる逸品です。
奥壁だけは表面処理してるかな?



(*´д`*)ハァハァハァアハァ




玄室から開口部。

現状では無袖式。


下のパノラマ写真は墳丘上から見た小浜湾。
向こう岸が北朝鮮・・・じゃなくて、大島半島です。

・・・いい眺め・・・








1号墳のすぐ上にある2号墳。

直径10m弱の円墳か。




墳頂。

石室跡に、石材が散乱しています。

・・・3号墳は、探したのですがよく分かりませんでした・・・



(´・ω・`)ガッカリ・・・




     日暮山古墳群    総合評価               
   ビギナーお薦め度  ・・・来ないでしょ? 来ないほうがいいよ。
   マニアお薦め度  ・・・近隣の人なら・・・
  交通アクセス状況     駐車スペース無し。下車後徒歩約3分。
  観賞のポイント  結構こぢんまりしていい感じの古墳なんですが、コストパフォーマンスを考えると
 悲しくなるので、ヒマと金のある方にお薦め。
  その他の注意点      ライト推奨。 冬季推奨。滑落注意。
                      カマドウマ注意報発令中!
                       夏季はマムシ・ハチに注意。 





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