阿古山22号墳


死んだ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!


・・・いや、今回の見学だけはマジで死ぬかと思ったですよ。
鳥取市青谷養郷、国道9号線青谷ICの南東の山麓に
位置する古墳です。
この阿古山22号墳、遺跡地図では山中にあるように
記載されているのですが、当該の場所には見当たらない
ので、遺跡展示館に行って職員の方に聞いてきました。
下記に地図を作成しましたが、古墳は山中ではなく山裾、
それも田んぼとの境界にあります。
国道9号線から県道280号線に入り、南に数百m進むと、
田んぼを隔てた東の山麓に十数軒の小さな集落があり、
その北の外れの山麓に上記の古墳説明板が見えます。

集落まで近づいてみてビックリ!
何と、古墳へ通じる道がありません!
古墳の周囲は見渡す限りの藪で、人が通った形跡など皆無です。
集落の人に尋ねましたが、
「減反で田んぼの手入れをしなくなったから、道が消えちゃったYO!」
とのこと。

ΣΣ(゚д゚lll)ガガーン!!

仕方ないので、集落北端から古墳まで、荒野を最短距離で突っ切る
作戦にでましたが、これがトンでもない大誤算!
身の丈を越す雑草に行く手を阻まれ、しかも足元は泥田!
藪の真ん中で身動きがとれなくなり、
「ああ・・・ここで遭難しちゃうかも つД`) タスケレ !! 」
と、一時は死を覚悟しますた・・・

何とか100mほどの距離を10分ほどかけて突っ切りましたが、
身体は茨でボロボロ、膝から下はドロドロの悲惨な有様・・・
ここを訪問するときは、覚悟を決めてください!


(|| ゚Д゚)トラウマー


玄室。

幅2m、高さ2m、奥行きは現状で4mほどか。
各面が大きな一枚岩で構成された、精緻な石室です。

しかし、これほどまでの苦労をしてまでもこの古墳を訪問したのは、
ここに貴重な線刻古墳があるためです。
下記の説明板にもあるとおり、天井と外壁に、船の線刻壁画が
描かれています。


玄室から開口部。


写真上部の天井石と、写真向って左の側壁の外面に
船の線刻壁画が残されています。

下の写真は線刻壁画のアップ。
上の写真が天井石の船の線刻、下の写真が北壁外面の
船の線刻・・・ですが、どれもこれもうまく写らない!

 ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン

十数枚撮影したのですが、帰宅してモニターで確認してみると、
一枚としてまともに写っていません・・・
デジカメの小さな液晶モニターでは確認できないので、多め
撮影したのに・・・

il||li_| ̄|○il||li


・・・し・か・し!!
ムービー撮影した動画では、実にクッキリと線刻壁画が撮影されて
いましたので、そちらでご確認ください。

・・・でも、800万画素のデジカメで写らないのに、30万画素の
ムービーでは確認できるなんてどーいうコトよ?!


( ゚д゚)ポカーン



      阿古山22号墳    総合評価               
   ビギナーお薦め度  冬場で稲刈りが終わった後なら・・・
   マニアお薦め度  とにかく行って死んでこい!  
  交通アクセス状況     駐車スペース無し。 下車後徒歩約5分。
  観賞のポイント  線刻壁画しかありません。私と同じ過ちを犯さないよう、撮影は入念に。
 心のフィルムに焼き付けておくのが一番確実。 ガン( ゚д゚)ガレ
  その他の注意点    ライト推奨。 冬季推奨。 稲刈りが終わった冬場なら、田んぼを
         通って近づけるので、ぜひ冬季に訪問を。



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