神垣古墳

鳥取市国府町神垣、新井石舟古墳から県道31号線を
北西へ1kmほど、神垣集落内の民家の敷地内にある
古墳です。
集落の中ほどを東西に走る道路脇の民家に標識が
出てますが、西からしか見えないので注意。
私も東から通過した際には気付かず、西から戻って
くるときに発見しますた・・・

オーナーのおじいさんに挨拶して、見学させていただき
ました。
古墳は納屋の奥に、巨大な石室が露出して残されて
います。
オーナーさんによれば、以前は石室が完存してたそう
ですが、昭和19年の南海地震で崩壊したそうです。

馬鹿デカイ天井石が印象的ですが、母屋の庇が
天井石の上に乗ってる・・・
こ、これ、石室が崩壊したら母屋ごと・・・・・



((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル


開口部。

多分南西に開口。
現在残っているのは玄室の後部だけですが、それでも
石材の大きさは別格です!

オーナーさん曰く、「昔は表の道まで石室があった」
そうです。
・・・いわゆる、「逃した魚は大きかった」類の
話なんですが、現状の石材を見ていると、あながち嘘でも
なさそうな感じ。
それだと、石室全長は10mを軽く超えるのだが・・・



(*´д`*)ハァハァハァアハァ

玄室。

奥壁は二段積み、大きな石棺身がのこされています。
天井石の崩落により破損していますが、オーナーさんは
それが残念でならないようで、しきりに「昔は全部残ってた
んだけど、今は・・・」と嘆いておられました。

・・・いえいえ、これでも立派なモノですよ。



ウァーン・゚・(ノД`)ヽ(゚Д゚ )ナクナ

右側壁。

現在の玄室サイズは、幅2m、高さ2m弱、玄室長2mほど。
側壁は二段積み、天井部には巨大な一枚岩が架けられて
います。

左側壁。

石棺は刳貫式石棺のようです。
オーナーさん、ひそかに新井石舟古墳をライバル視
してるらしく、「こちらの古墳の方が立派ですね」というと
たいそう喜んでおられました。

とても親切な方でしたので、ビギナーさんでも恐れず
訪問していただきたいですな。


( ´ー`)フゥー...

      神垣古墳    総合評価               
   ビギナーお薦め度  ビギナーさんにはちょっと敷居が高いかな・・・
   マニアお薦め度  巨石墳に石棺。 できれば見学しておきたい。  
  交通アクセス状況      駐車スペース無し。 大型車進入不可。 
 下車後徒歩約1分。
  観賞のポイント  石棺も立派ですが、石室の石材自体も巨大。特に天井石の大きさは必見。
  その他の注意点  民家の敷地内ですので、必ず挨拶してから見学しましょう。 



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