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福山市駅家町服部永谷、県道419号線永谷下バス停辺りから
東を流れる川を渡って東岸に移り、そのまま川沿いを北上すると
東側の民家の間に北塚古墳への標識が立っています。
非常に小さいので、通り過ぎないよう注意。
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そこから山道を50mほど登って行くと、山裾に石棺が
露出しています。
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石棺全景。
・・・しかし、この古墳・・・というか石棺、実は石槨では
ないか?という意見があるようです。
実際、石槨を扱った書籍にはしっかり横口式石槨の
一つとして取り上げられています。
・・・でも、どう見ても組合式家形石棺なんですが。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工 |
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開口部を正面から。
上記の説明板でも、家形石棺か石槨か、よー分からん
記述になってますな。
・・・まぁ、家形石棺にしては蓋石が大きすぎて
アンバランスな感じですが。
(´Д`;) |
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内部を撮影。
天井部・・・というか、蓋石の底面はちゃんと周囲を残して
中央部が削られてますな。
これは出雲の石棺式石室や通常の家形石棺に見られる
ごく標準的な加工です。
こうしてみると、やはり石棺っぽいのですが・・・ |
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開口部の側壁。
正面の閉塞石が欠損してますが、側壁には蓋石を嵌め込む
ための掘り込み加工がなされています。
しかし、ここで特徴的なのが、側壁の外側を削って内側が
出っ張っている点です!
普通、開口部の掘り込み加工は、閉塞石を嵌め込みやすい
よう内側を凹ませているのですが・・・
島根の妙蓮寺山古墳とか、大田5号墳とか・・・
この形式は、いわゆる印籠口式といわれる形式で、島根の
大草岩船古墳や玉造築山古墳に類似してますな。
(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ
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奥壁側?から。
また、この古墳が家形石棺っぽいもう一つの理由は、
この天井石・・・というか蓋石に、うっすらとですが縄掛突起の
痕跡が残っている点です。
この奥壁側の上面に、帯状に縄掛突起が・・・ |
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縄掛突起をアップで。
写真では見難いですが、ムービーではハッキリ
確認できるので、そちらをご覧下さい。
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北塚古墳 総合評価 |
ビギナーお薦め度 |
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ラクに見学できる貴重な横口式石槨・・・というか石棺? |
マニアお薦め度 |
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どちらにしろ、見学必須ですわ。 |
交通アクセス状況 |
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駐車スペース無し。 大型車進入注意
下車後徒歩約3分。 |
観賞のポイント |
横口式石槨っぽい家形石棺? 開口部周りや天井石の底面、縄掛突起など
見どころ多し。 |
その他の注意点 |
夏季はマムシ・ハチに注意。 |
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